王様のブログ

キリンも枕を使う!?動物たちの意外な眠り方

せわしない日常を生きる人間から見ると、実にのんびりと悠々自適に過ごしている動物たち。
しかし彼らが眠る姿を覗いてみると、なぜか窮屈そうな姿勢をとっていたり、人間には簡単にできるアレができなかったり…。
動物の睡眠に、意外な秘密が隠れていました。

■動物園のキリンは○○○を枕にして眠る
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キリンは、動物園など飼育下での睡眠時間は4.6時間とされています。面白いのは眠る時の姿勢です。
まず4本の足を折り曲げて腹ばいになります。そして長い首を後ろに向けて曲げて、頭を背中の上に置いて眠りにつくのです。
自分の体を枕にしているんですね。

人間から見るとなんだか窮屈そうな姿勢に見えますが、これには理由があります。
首が長いキリンは心臓と脳の位置がかなり離れていて、脳に血液を送る血圧調節機能は複雑な仕組みになっています。
もし首を地面に横たえたら調節が狂ってしまい、起き上がれなくなるのです。自分の体を使った枕は、非常に重要な役割を担っています。

■意外と眠らないゾウ 寝返りに一苦労
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のんびりした動きや性格が温厚なイメージがあるゾウは、夜はぐっすり眠っていそうなイメージがありませんか?
実はゾウも他の草食動物と同じように睡眠時間が短く、野生では3〜4時間ほどと言われています。敵に襲われる危険がない動物園では、立った状態でまどろむパターンと、横になって眠るパターンの2種類が観察されています。
横になるのは人間と同じですが、大きく違うのは寝返りがうてないことです。体勢を変えるには一度立上がらないといけないのだとか。
ゾウは社会性の高い動物で、2頭で寄り添って眠ったり、横になっているゾウを気遣うように他のゾウが立って寄り添っていることもあるそうです。
さて、そんなゾウですが、野生の中において、なんと草や木をあの長い鼻で集めて枕を作り、しっかりと頭を乗せて寝る姿が目撃されているそうです。あの大きなゾウが枕を使うなんて驚きです。

■ライオンは1日の半分以上を寝て過ごす
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動物園の花形といえば何といってもライオン。でも実際に見に行ってみると一歩も動かず眠ったままでがっかりした、という経験がある方も多いのでは?ライオンの睡眠時間は14時間ほどと言われています。
その理由の一つは、肉食動物のライオンは栄養価の高い食事ができるため、狩りや食事に費やす時間が少なくて済むということです。
逆に草食動物はエサから得られる栄養価が低く、例えばゾウは1日あたり約19時間も食事しなければ大きな体を維持することができません。
また、次にいつ獲物を確保できるかわからないので、眠ることでエネルギー消費を抑える側面もあるんだそうです。
さてライオンと言えば、眠るときは仲間同士が集まり、お互いの体を枕代わりにしていることがあるようです。
何かに頭を預けることは、体も楽ですし安心感を与えるのかもしれません。

■実は計画的!ナマケモノがよく眠る理由
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名前の通りよく眠るのがナマケモノです。
なんと1日20時間眠ると言われていて、これにはライオンと同じで食事と体の仕組みが大きく関わっています。
ナマケモノが食べるセクロピアという植物は毒素を含み、体内で分解させるためには多くのエネルギーを使います。
消化や体温調節のためにエネルギーを残しておくため、よく眠り、活動時も超スローペースなのだそうです。
そう考えると、一見怠けているように見えるナマケモノは、体の仕組みを熟知し実に計画的に生きていると言えますね。

■動物も枕を使うのです!枕は原始的な安眠ツール?
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犬や猫を飼っている方なら、毛布を寄せてそこに頭をのせて寝たり、2匹以上の場合は、お互いの体を枕のようにしていたりという光景を見かけることもあるのでしょう。
原始時代から草や木を集めたり、ちょうどの高さの石や土を盛って枕を作る動物は多いと言われています。
そう考えると、枕の存在は人動物に拘わらず安眠ツールであることがうかがえます。枕の面白さがここにもありそうですね。