様々なメリットをご紹介

抱き枕は、通常の枕と異なり睡眠の補助用具として医療用具に似た役割を果たすこともできます。
独自の形、大きさ、素材のものが多く作られ、用途や抱えている問題によってどんな抱き枕が良いか選ぶことも可能です。
では、具体的に抱き枕にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
種類別に見ていきましょう。
腰痛にお悩みの方
抱き枕を使って、腰痛を和らげる

腰の負担とその原因は?
まず、腰痛の原因には何が考えられるでしょうか。
一つは、同じ姿勢を取り続けることによる筋肉疲労です。
1日中のデスクワークで座りっぱなしの方は、これが原因となっている場合が多いと考えられます。
椅子に座っている姿勢は、立っている姿勢よりも腰にかかる負担が1.4~1.5倍大きく、長時間座ることの多い方は注意が必要です。

また、腰痛の病気として一番有名なのが、『椎間板(ついかんばん)ヘルニア』です。
椎間板とは、椎骨と椎骨の間で衝撃を和らげ、クッションの役割を果たす軟骨です。
ゼラチン状の髄核と、コラーゲンを含む線維輪軟骨から成っており、この椎間板に負担がかかりすぎると髄核が線維輪軟骨を突き破り、神経を圧迫します。
圧迫された神経が腰痛や下半身のしびれを引き起こし、椎間板ヘルニアとなります。

この他にも、寝不足や背骨の歪み、肥満や冷え性なども腰痛の原因になる場合があります。
長時間の同じ姿勢を避けて定期的にストレッチをしたり、適度な運動をする。
腰に負担のかかりすぎる過度な運動を避ける。
また、腰を温めるなど、腰痛にならないために日頃から対策をすることが大切です。
横向き寝で、腰の負担を軽減。
横向きの姿勢で寝ることによって、腰にかかっている負担を軽減することができます。
立っている時の姿勢と比べると、横向き寝の姿勢の時は、腰への負担が70~80%ほどに和らぎます。
さらに、抱き枕を使用して腕や足を固定することによって横向きの姿勢に安定感が生まれ、抱き枕を使用しない時よりも身体の力を抜いてリラックスすることが可能です。
腰の力を抜くことが一番ですので、身体の大きさにあった抱き枕を選ぶことが大切です。

仰向き寝で、腰痛の原因「仙骨」の角度を矯正。
現在の腰痛の80~85%が骨に異常が見られない「原因不明」であると言われています。
しかしその中で、腰痛を抱える方のほとんどが『仙骨』が大きく反っていることも発見されました。

健常者で腰椎に対して25度ほど傾いていますが、腰痛の方は30~45度まで傾いていることが多いそうです。
これが原因不明の腰痛を引き起こしているのではないかとの研究が進んでいます。
仙骨が傾いてしまう原因は、姿勢の悪さ。
日常生活で猫背になるなどの姿勢の悪さが重なり、骨が歪んでしまうのです。
仙骨が反った状態の腰痛持ちの方は、通常の仰向けをしただけでは仙骨が敷布団にあたり、さらに腰が痛く感じます。
そこで、膝枕を使用してひざを立てると、仙骨の角度が敷布団に対して並行になるため痛みを感じず、加えて背中全体で体圧を分散出来るので、安定感がでます。
自分の体重で仙骨を押すことができるため、徐々に仙骨は正しい角度まで矯正され、腰痛が改善されていきます。
若い方で2週間、ご年配の方でも2ヶ月程で仙骨の反りが改善され、腰痛が軽減されたという声も聞かれます。
肩こりやひざの痛みにお悩みの方
抱き枕を使って、肩・ひざの負担を和らげる

肩こりの原因は?
腰と同じく、肩も筋肉疲労でこってしまう場合がほとんどです。
筋肉は疲れると固くなります。
1日中のデスクワークや長時間の運転で肩こりになるのはこれが原因。
筋肉を動かさず同じ姿勢を続けていることで酸素が不足し、乳酸などが溜まってしまうのです。
冷え性などで肩の血行が悪くなってしまっている場合も、乳酸が流れていかずに溜まってしまうことで酸素が足りなくなり、また乳酸がたまる。そして肩こりがひどくなる、という悪循環に陥ってしまいます。
意識的に肩を動かしたり、温かい湯船に浸かるなど、血行を促進してあげることが良いとされています。

ひざの負担とその原因は?
ひざは足を動かし、人の体重を支えるという、とても重要な役割を果たしています。
ひざが痛くなってしまう原因には、O脚やX脚などの膝関節の変形が原因であることがあります。
姿勢の悪さや骨盤の歪み、足を組むのがクセであったり、女性の方ではハイヒールをよく履く方などに見られます。
また、肥満による体重増加や筋肉の衰えによってひざに負担がかかったり、スポーツでひざを酷使することもひざの痛みの原因になり得ます。
筋力を強化したり、姿勢を矯正するなどして、正しく身体を支えることができるよう、日頃から注意が必要です。

抱き枕で身体を支えることで、肩やひざの負担を軽減。
横向き寝をする際に腕や足を抱き枕で支えることで、肩やひざの一部に集中していた体圧が分散されます。
体圧が分散されると、血行不良を防ぐことができ、肩やひざの疲労を取り除き、負担を軽減することができます。

いびきでお悩みの方
抱き枕を使って、いびきを改善

いびきの原因は?
いびきは、仰向けに寝た時に舌がのどに落ち込んでしまったり、肥満などによる喉周りの脂肪が気道を圧迫することでおこります。
さらに仰向けだと横向きよりも重力の影響を受けやすく、いびきの症状が出やすいと言えます。
悪化すると「睡眠時無呼吸症候群」の原因にもなり、眠りが浅くなることによってたくさん寝ても倦怠感が続くなど、日常生活に支障をきたしてしまいます。
横向き寝で無理なく気道を確保。
横向きになれば、舌の付け根や軟口蓋がのどを塞がないので、スムーズな呼吸ができるようになります。
抱き枕を使うと、無理なく長時間横向きの姿勢を保ちやすくなるため、抱き枕を使うことをお勧めします。
リラックスしたい方
抱き枕で、癒やし効果

抱き枕を抱くことによる癒やし効果とは?
抱き枕を抱えることは、リラックス効果があると言われています。
抱き枕を抱えている姿勢が胎児の姿勢と似ていることから、心が落ち着くとも言われています。
抱き枕だけでなく、大人気商品の王様の夢枕、さらに首枕やアイピロー、足枕など、用途に合わせた枕も多数ご用意。
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