朝起きると腰が痛い。腰痛が気になって安眠できない。そんな悩みをお持ちではありませんか?腰痛があると腰の具合を確かめながら動かないといけないのでつらいですよね。そのつらい腰痛、枕を変えることで防ぐことができるかもしれません。
合わない枕が腰痛の原因になっていることも
急激に力がくわわることや座りっぱなしでいたことなどがきっかけで起きる腰痛。これは寝姿勢に原因があるときもあります。
日中は問題がないのに、朝起きたら腰が痛い、朝起きたときだけ腰が重い。
そんなときは寝具を見直してみるといいかもしれません。
腰が痛いとなると、腰が当たる部分であるマットレスに注目してもいいのですが、首元を見直すことも大事になります。
人は首から腰まで脊椎と呼ばれるひとつの骨でつながっています。
脊椎には、全身の情報を脳に伝える役割がありますので、大きな神経が通っています。
この神経がなんらかの理由で負担がかかると痛みの原因になってしまいます。
首から腰までは一本の骨でつながっているわけですから、合わない枕を使って首が変に曲ってしまうと腰に痛みが出ることもあるのです。
とくに寝ているときは身動きすることが少ないので1箇所に負担がかかりがちです。
自分に一番合う枕を使うことで体に負担がかからないようにして腰痛を予防しましょう。
それでは、どのような枕を選べば腰痛が起きにくいのでしょうか?
腰痛と深い関係がある寝返り
腰痛を防ぐには寝返りしやすい枕を選ぶことが大切です。
人は、寝ている時に横向きになったり仰向けになったりを繰り返す「寝返り」と呼ばれる行動をしています。
研究によりますと、人は一晩に約20回も寝返りを打っているとか。
寝返りは生理現象によるもので、寝返りを打つことで一箇所に負担がかかることを防いでいるといわれています。
しかし、低反発枕のような柔らかい枕では、頭が沈み込み寝返りを打ちづらくなることもあります。
そのため、腰痛を防ぐには寝返りしやすい枕を選ぶことが重要になってくるのです。
硬い枕と広い枕が腰痛予防にはオススメ
寝返りが打ちやすい枕は、硬い枕と広い枕です。
硬い枕は重たい頭をしっかりと支えてくれるため、体を動かしても枕の形がほとんど変わりません。
枕を軸にして頭を動かせるため寝返りが打ちやすくなります。
そば殻は硬い素材でできており、寝返りを打っても形がほとんど変わらない枕です。
通気性が良い枕でもあるので、気になる匂いも防いでくれます。
寝汗が気になる方にはとくにオススメ。
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また、広い枕は、寝返りを打ったときに枕から頭が落ちるのを防いでくれます。
枕から頭が落ちてしまうと、首の位置がずれたまま眠ることになってしまうため負担がかかってしまいます。
それに、狭い枕で寝ていると頭が安定しないために首に常に緊張が走ります。
頭が落ちないように無意識に力みながら寝ることになるので、寝返りを思っているように打てず寝違えの原因になることもあるのです。
枕の適切な大きさは頭3個分の広さといわれています。
適切な大きさは、メジャーの上に頭が水平になるよう寝転んでみて、仰向けから左右に頭を動かした距離を測ることでも知ることができます。
自分で調べるのが大変な方は、広めの枕を買えば間違いないでしょう。
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腰痛の原因になることもある反り腰
腰痛と聞くとお年寄りに多いイメージを持ってしまいますが、実は20~40代の若い男性にも多いです。
若い男性は筋肉量が多いため、体重もその分重たくなります。
そのため、寝返りをきちんと打てない状態が続くと腰の痛みにつながることがあると考えられています。
また、骨格の問題で反り腰と呼ばれる状態になっている方がいます。
人の背骨は本来ゆるいS字カーブを描いていますが、反り腰の人は正常な人よりも腰が前に反ってしまっています。
ご自身が反り腰になっているかどうかは壁を使うことでチェックできますので一度試してみましょう。
壁に頭と腰とかかとがぴったりくっつくように立ったら、背中の隙間に手を入れてみます。
正常ならば手のひらが入るくらいの隙間しかありませんが、反り腰になっていると拳が入るほどの隙間ができています。
反り腰になると、寝転がったときの腰と背中の隙間がより大きくなるため、負担がかかりやすくなります。
腰の負担が気になるときは、バスタオルを入れて隙間を減らしてみましょう。
クッションを使う方法もありますが、クッションだと寝ている間に取れてしまったり必要以上に体が起き上がってしまったりすることもあります。
ですので、腰枕のような隙間を塞いでくれる専用の枕を使って寝るようにしてみてください。
腰枕は、就寝時やちょっと横になりたい時に、腰の下に置くだけで負担から解放してくれる腰専用の枕です。
反り腰の方がご使用する際は、腰の一番くぼんでいる部分にあてて使用することで、敷き寝具から浮いている腰を優しく支え、腰の筋肉の負担を軽減します。
また、平背の方も腰枕を使うことにより、背骨が自然な生理的湾曲に近づき、負担が軽減されます。
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大切な腰をやさしくいたわろう
骨格や体質などで起こることもある腰痛。
なかなか防ぐことが難しい腰痛ですが、広めの枕を使って頭が落ちないようにしたり、腰枕で腰に負担がかからないようにしたりすることで腰痛によるつらさを軽減できることもあります。
大切な腰をやさしくいたわって快適な日々を過ごしましょう。