羽毛枕と羽根枕の違いは?

目次

高級枕といえば羽毛枕。繊細な羽一枚一枚が頭を優しく包み込み、とろけるような感触で寝られる羽毛枕は人気の枕です。そんな羽毛枕、実は羽毛枕と羽根枕とで違うことはご存知でしたか?混同されやすい羽毛枕と羽根枕について、わかりやすくご紹介します。

羽毛枕とは

羽毛枕とは、水鳥の羽毛で作られた枕のことです。羽毛枕と聞くと羽根が入っている枕を思い浮かべる方が多いかも知れません。ですが、羽毛は羽根と違って芯がありません。ダウンと呼ばれ、たんぽぽの綿毛のような形状です。枕の素材に使われる場合、ダウンが51%以上のものを羽毛枕、50%以下のものは羽根枕と使い分けられているのです。

ダウンとウェザーの違い

なぜ羽毛枕と羽根枕とで使い分けられているのかといいますと、羽毛と羽根では枕の性能が大きく変わってくるからです。鳥の羽には、ダウンとウェザーの2種類があります。ダウンは水鳥にしか生えていないもので、ウェザーは羽軸のついた羽のことをさしています。

ウェザーは、一般的にイメージされる鳥の羽のことだと覚えてください。鳥の羽といえば、真ん中に筒のような軸がついていますよね。この軸は骨の役割を果たしており硬く弾力性があります。羽軸のあるウェザーだけを袋に入れるとガサガサと音が鳴るくらいに1つ1つの形が保たれます。このため、枕に使おうと思うと羽軸の硬さが気になったりガサガサ音が気になったりして寝心地がよくありません。

ダウンは水鳥にしかない

一方のダウンは、たんぽぽのようなふわふわの綿毛です。保温性が高くやわらかな素材なので枕に適しています。羽毛枕が高級とされている理由は、ダウンは水鳥からしか取れず、さらに一羽につき5~10gという少量しか取れない毛だからです。

ダウンは、ニワトリのような陸鳥には生えておらずアヒルのような水鳥の胸元にしか生えていません。ダウンを取るために水鳥を飼育する必要があるので、どうしてもコストがかかってしまいます。 ちなみに、どうして水鳥にしかダウンが生えていないのかといいますと、水鳥が水上で生活できるようにするためです。ダウンには、体を浮きやすくする性質と、冷たい水に体が濡れて冷えないようにする性質があります。

ふわふわした綿毛に空気を貯める性質がありますので羽の下に空気袋がある形になって水の上でも沈まなくなります。そして、空気を間に入れることで体に直接水がかからないようにもなっています。この性質は枕でも活かせるものです。そのため、羽毛枕は羽根枕よりも上質な枕と認められています。

ダウンパワーが高いものはより上質

羽毛枕はダウンのほうが上質な枕であるとおわかりいただけたかと思います。ただ、ダウンは非常に高価なので、多くの枕はダウンとウェザーを混ぜて作られています。そのため、羽毛枕の商品説明にダウンとウェザーの比率が書いてあるものが多いです。

羽毛枕を購入するときは、ぜひ参考にして購入されることをおすすめします。また、羽毛枕を購入するときは、ダウンパワーという名称が現れることがあります。ダウンパワーはJISが規定した数値で、ダウンが持っている空気を抱え込む量を表しています。

空気を抱え込む量が多ければ多いほど保温性が優れています。また、膨らみが維持されやすくなるためよりやわらかくなります。このため、ダウンパワーが高いものほど高品質な羽毛枕になります。羽毛枕にこだわる方はダウンパワーも参考にするとよいでしょう。

羽毛枕のメリット・デメリット

ここまで羽毛枕と羽根枕の性質をお話してきました。しかし、羽毛枕は高価な枕です。実際のところ、どんなメリットやデメリットがあるかわからないと購入しにくいですよね。羽毛枕のメリットとデメリットを順にあげていきますので参考にしてください。

羽毛枕のメリット

まず、羽毛枕のメリットは、なんといっても柔らかいことです。羽根枕は底付き感がでてきますが、羽毛枕であれば頭をしっかりとホールドするやわからさがあります。ふんわりとした寝心地が好きな方にはとくにおすすめできます。

羽毛枕の2つ目のメリットは、季節を問わず使えることです。羽毛は鳥の体温を調整する重要な器官ですので、空気を貯める性質と空気を循環する2つの性質をもっています。このため、寒い季節には暖かく、暑い季節には涼しく使うことができるのです。

羽毛枕のデメリット

羽毛枕のデメリットは、獣臭がするときがあることです。羽毛は枕にするときに洗浄しますが、どうしても匂いは残ります。とくにウェザーが多い羽毛枕だと匂いが発生しやすくなります。これは、ウェザーの羽軸ににおいの元がたまりやすいためです。枕を使用していくうちに寝汗や皮脂などが内側に入り込み、それが羽毛のもともとある獣臭と混ざって匂いになってしまうこともあります。

羽毛枕は性質上洗うことが難しいため、匂いを発生させないためには枕カバーを使って予防することが大切です。もう1つのデメリットは、羽毛枕は高価であることです。水鳥の希少な毛を使って作られていますので高級になってしまいます。さらに、動物の素材を使っていますので動物アレルギーの方はアレルギーが出ることがあります。

羽毛枕のまとめ

羽毛枕は、高い、動物アレルギーの人は使えないなどのデメリットはありますが、季節問わず使える枕というメリットがあります。古来より、羽毛枕は最高級の枕と呼ばれてきました。柔らかく温かい羽毛枕を一度試してみてください。きっと快適な睡眠生活を送れますよ。

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