ホテルの枕にはヒミツがある！？ホテルで熟睡できる理由とは？

ホテルの枕を使うと、不思議とリラックスできてぐっすり眠れるものです。寝心地の良い枕ですから、家でも毎日使いたいと考える人も少なくないはず。では、ホテルの枕にはどんな特徴があるのでしょうか。この記事ではホテルの枕について解説していきます。ぜひ参考にして下さい。

ホテルのベッドが寝心地良い理由

一流ホテルのベッドは快適さが段違い。スムーズに入眠できて、朝までぐっすりと熟睡できます。なぜ一流ホテルのベッドは快適で寝心地が良いのか？それは、ベッドの他にも枕にヒミツがあるのです。ホテルの枕は高品質で、高機能。普段使っている枕では感じられない寝心地を体験できます。良質な睡眠には、枕がとても重要なのです。では、ホテルの枕はどのような特徴があるのか解説していきます。

一流ホテルは羽毛枕を使っている

多くの一流ホテルでは、羽毛枕が使われています。羽毛という中綿素材は、柔らかくて高機能。寛ぎの空間を提供する一流ホテルで選ばれるのも頷けます。羽毛枕の中身はダウンとフェザーがあり、その混合比によって寝心地はさまざま。一般的にダウン比率が高いものをダウンピローと呼び、フェザー比率が高いものをフェザーピローと呼びます。

羽毛枕の選び方5つのポイント

高機能で寝心地の良い一流ホテルの枕。ご家庭でも同じような寝心地を再現するためには、正しく羽毛枕を選ばなくてはなりません。羽毛枕を選ぶポイントを理解して、良質な羽毛枕を手に入れましょう。ポイントは5つ。それぞれ詳しく解説していきます。

ダウンパワーは300dp以上を選ぶ

ダウンパワーはフィルパワーとも呼ばれ、ダウンの膨らむ力を数値化したもの。羽毛1gあたりの体積を示しています。目安となるダウンパワーは300dp以上です。高品質な羽毛には400dpを超えるものもありますが、価格も上がります。枕は、羽毛布団のように軽さや温かさを重視しなくても問題ありません。ふわっとした感触が楽しめて、コストパフォーマンスに優れる300dpがおすすめです。

洗浄度は500mmが最低基準

羽毛は天然素材であることから、特有のニオイがあります。枕のニオイを確認するには、販売店で直接嗅いでみるのが一番です。しかし、ネット販売や通信販売では実物を確認することはできません。そんなときに基準としたいのが洗浄度です。羽毛を製品化するためには、必ず洗浄工程があります。これは羽毛に付着した汚れや細菌を除去するためです。この洗浄工程によりニオイの元が除去されます。日本羽毛製品協同組合では羽毛の品質を4つに分類しており、洗浄度の最低基準は500mmです。このことから500mm以上の洗浄度であれば、ニオイの心配は軽減されるでしょう。

ダウンとフェザーの比率は8対2が理想的

羽毛枕の使用感を決めるポイントとして、ダウンとフェザーの比率はとても大切です。ダウンはふわふわと軽いのが特徴ですが、頭をサポートするには柔らかすぎます。一方、芯があってコシがあるのがフェザー。フェザーを一定比率混合させることで、ふわっと感とサポート性能を両立することができます。理想的な混合比率はダウン8割に対してフェザー2割です。柔らかさとサポート性能をバランスよく実現した理想的な比率といえます。

側生地は綿がおすすめ

羽毛枕は中綿の羽毛に注目しがちですが、側生地にも気を配りたいもの。高機能な羽毛枕の魅力を最大限に引き出すためには、通気性に優れた綿がおすすめです。ポリエステル混合生地は、価格面で優れますがムレ安いのでおすすめしません。

海外製の枕はニオイに注意

枕のニオイを直接確認できないネット販売や通信販売。海外製の枕はさらに注意が必要となるケースがあります。なぜなら、羽毛の洗浄工程が海外の基準で行われるからです。日本では洗浄度500mmが基準だと解説しましたが、製品によっては日本の基準に達していないケースもあります。ニオイに敏感な人は、販売店に確認するなどして対応しましょう。