寝る前のストレッチは心と体をリラックスさせて、良質な睡眠導入の足がかりになります。積極的にストレッチを取り入れて、充実した毎日を送りましょう。簡単なストレッチも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
寝る前ストレッチの効果とは
寝る前のストレッチは心身のリラックスが期待できます。そしてこのリラックス状態は良質な睡眠を得るためにとても大切なこと。
ストレッチを通して心を鎮め、体をほぐしましょう。ここでは寝る前ストレッチのメリットをもう少し詳しく見ていきましょう。
筋肉の痛みやコリを解消する
座ったまま長時間同じ姿勢でいる人、立ち姿勢が多い人、酷使している筋肉は人それぞれです。寝る前ストレッチを行うことで、疲弊した肉体の回復が期待できます。
このとき、楽な姿勢でゆっくりと行うことが大切。こり固まった筋肉をじんわりと伸ばすことを意識しましょう。体の疲れを残さないためにも、全身をくまなくストレッチすることが大切です。
心身がリラックスできる
ゆっくりと呼吸を整えながらストレッチをすると、心身ともに落ち着きます。体中に新鮮な空気を取り入れながら、ゆっくり体をほぐすのです。
無理のない姿勢で体をほぐすと気持ちが安らいでいきます。寝る前ストレッチを実践し、心と体をゆっくりと休息モードへ移行させていきましょう。
寝る前ストレッチのポイント
やみくもにストレッチをしても、効果的にリラックスすることはできません。せっかくのストレッチタイムですから有用なものにしたいですよね。
ここでは、寝る前ストレッチをする際に抑えるべきポイントを確認していきます。
リラックスした状態で体を動かそう
寝る前のストレッチですから、息が切れるような激しい動きは厳禁です。ゆっくりと落ち着いた気持ちで、リラックスして行いましょう。明日の準備も終わらせておいて、心と体に余裕をもった状態がおすすめです。
呼吸は「深くゆっくり」を意識しよう
体を動かすときの呼吸は、「深くゆっくり」が基本です。少しきつい体勢でも息を止めないように注意しましょう。
息を止めると筋肉が緊張状態になり、体をほぐすことが難しくなってしまうからです。胸を大きく膨らませて、ゆったりとした腹式呼吸を意識するとうまくいきます。
決して無理はしない
体の柔軟性や関節の可動範囲は人それぞれです。大事なことは自分の体に合わせて無理をしないこと。せっかくのリラックスタイムですから、体に負荷をかけすぎてはいけません。気持ちよく動かせる範囲で、ゆっくりとストレッチを楽しみましょう。
照明は暗めがおすすめ
明るすぎる部屋は、どうしても脳が活性化してしまいます。寝る前ストレッチはリラックスして行うことが大切です。ですから照明は少し暗めで柔らかい光を用いましょう。心が落ち着き、体が休息モードへ移行しやすい環境作りを心がけます。
寝る前に簡単にできるストレッチ
寝る前ストレッチは、無理なく簡単にできることが大切です。ここでは誰でも簡単に行えるストレッチを3つ紹介します。今日から実践できる内容なので、ぜひお試しください。
背伸びストレッチ
日中の活動や精神的緊張で硬くなった筋肉をほぐすストレッチを紹介します。
- 布団やベッド、運動マットに仰向け姿勢で寝ます。
- 両手を真っすぐ上に伸ばしましょう。バンザイの姿勢をイメージすると分かりやすいです。
- ゆっくりと両手、両足を伸ばして背伸びします。体が上下に引っ張られるイメージで30秒ほど状態を維持します。
股関節ストレッチ
股関節を柔らかくするストレッチを紹介します。
- あぐらの状態で座ります。
- 両足の裏を合わせて、その足を両手で包むように持ちます。
- ゆっくりと息を吐き、背筋を伸ばしながらゆっくり上体を前に倒していきます。
- 背骨がまるくならない位置まで上体を倒したら、その姿勢を維持します。
- 肘で太ももの内側を押すようにマッサージし、股関節周りを伸ばしていきます。
手足のストレッチ
体の緊張をほぐし、手足の筋肉を重点的に休ませるストレッチを紹介します。
- 布団やベッド、運動マットに仰向け姿勢で寝ます。
- 両手、両足を天井の方向に向けます。
- 力を抜いて、両手と両足をブラブラさせます。
寝る前ストレッチを習慣にするには
寝る前ストレッチを習慣にするには、最初から無理をしないことが大切です。慣れないうちは、入浴中に手足を伸ばすだけでも十分。深呼吸とともに簡単なひとつの動作から初めてはいかがでしょうか。
寝る前ストレッチで良質な睡眠を!
いかがでしたか。この記事では寝る前ストレッチのメリットやポイントを解説してきました。
寝る前ストレッチは心と体を効果的にリラックスさせるための手段のひとつです。取り入れやすい簡単な動作から初めてみましょう。良質な睡眠が得られ、活力溢れる朝につなげていきましょう。